突然、演出家が辞めると言い出して…

突然、演出家が辞めると言い出して…

私が学生だった頃、演劇サークルで活動していたときに起こったトラブルです。文化祭での公演に向けて、劇の練習をしていました。

その劇では、私は役者の1人で他に3人の役者、演出家と演出補佐が1人ずつ、裏方が3人ほどいました。

公演予定日の1ヵ月半ほど前から練習がスタートし、最初は台本を読み込んで、演出家と役者で共通の理解を深めようとしました。今考えるとこの台本がトラブルの原因だったとも思えます。

この台本はもう引退してしまった前代表が作ったもので、この方は主に演出を担当していました。私は経験したことが無かったのですが、前代表の演出はこだわりが強く、厳しいと感じる人が多かったらしいです。

このときの公演の演出家は、前代表の演出や練習の進め方に不満をもっていました。

それが影響したのか、演出家はこのときの台本を理解しにくく、演出するのも難しいと言っていました。また、公演もあまり前向きではなく何か悩んでいる様子でした。

しかし、優秀な演出家なので私も他のメンバーもなんとかしてくれるだろう思い、特に話を聞いてあげたりもせず、そのまま本格的に練習がスタートしました。

練習開始から半月ほど経ったある日、演出家から「もうこの台本で演出できる気がしないので、今回の公演から降りてもいいですか?」というメールがメンバー全員に送られ、練習にも来なくなってしまいました。

メンバー全員とても驚きましたし、これからの練習はどうすれば良いのかという不安や、やめて欲しくないという思いから、戻ってきてもらえるように働きかけました。

しかし、結局戻ってきませんでした。さらに、この演出家は3年生で就職活動を控えていたため、サークル自体もそのまま引退してしまいました。そして、その後の大学生活でこの演出家と交流することもなかったです。

その後の練習は、演出補佐を中心に役者も演出をするという形で練習を進めていきました。

練習メニューは演出家がほとんど決めていたので、最初は思うように練習が進まず、演出家の偉大さを思い知りましたね。

なんとなく練習中の雰囲気も悪くなってしまいました。公演は無事に行うことができましたが、満足のいく劇にはならなかったです。

公演終了後、打ち上げもしましたがイマイチ盛り上がらず、全体的に後味の悪い公演になってしまいました。

対処法or解決策

今振り返ってみると、演出家に頼りすぎていたのだと思います。

演出家に対しては、もっと色々話してくれれば良かったのにという思いがありますが、私たちももっとコミュニケーションをとって、話を聞いてあげれば良かったなと後悔しています。

他のメンバーも同じように思っていたようで、次の公演からは全員で練習メニューや全体的な劇のプランを作るようにするなど、話し合う機会が増えました。

この体験から、いかにコミュニケーションが大切かということを学びました。私も悩みを1人で抱え込むことが多いので、もう少し人に頼るようにしたいです。

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