妹とネコと父親

妹とネコと父親

私が小学校の高学年の頃の話です。

当時、私達家族が住んでいた家のすぐ近所には公園があったのですが、ある日、小学3年生の妹が帰宅するなり慌てて母と私を呼びました。

「何かの鳴き声がする!」

動物好きだけど、怖がりな性格の妹は、ひとりでその声の主を探すのは怖かったのでしょう。母と私を伴って公園に走っていくと、茂みの影に段ボール箱が置いてありました。

私がそれをゆっくり持ち上げ、箱を開けると生まれて何日も経っていないであろう、まだ目も開いていない子猫が4匹入っていました。

妹は飼いたいと言い、母も私もその子猫たちの姿を見てしまうと可哀想になってしまいました。なんとか飼ってあげたいのですが問題もありました。

当時我が家は両親と私と妹の4人暮らしでしたが、高齢になってきた祖母を我が家に呼んで同居しようという話をしている所でした。実はその祖母が猫が大の苦手だったのです。

夏休みや正月しか一緒にいなかったため、私や妹はあまり知らなかったのですが、帰宅して猫を見た父が怒鳴りながらその事を私達に教えてくれました。

そのとき猫が苦手な祖母のことを考えた結果、父が妹に対して口走ってしまった一言が修羅場でした。
「お前のせいで家族が滅茶苦茶だ!」

小学生に対して言うセリフではありませんが、感情的になって言ってしまったそうです。

対処法or解決策

その後、猫たちは近所の動物病院に里親募集のチラシを貼らせてもらって、里親が見つかるまでの約3週間、我が家で暮らしました。

父も動物自体は好きなので可愛がっていました。

今では私も娘を持つ父親となりましたが、カッとなりやすい父を反面教師にして、一呼吸おいて娘と話すように気をつけています。

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